セリエA インテル戦

おそらく1番の山場で強敵であるインテル戦。

ユベントスは召集外が居るものものそれなりに揃った中で大一番。結果は...
 
スタメン
GK シュチェスニー
DF ダニーロ ボヌッチ キエッリーニ フラボッタ
MF キエーザ ベンタン ラビオ ラムジー
FW モラタ ロナウド
交代順
ラムジー→クルゼフスキ、ラビオ→マッケニー、フラボッタ→ベルナルデスキ
 
 
まず全てにおいて完敗である。
これは紛れもない事実でリーグ戦の1試合だからと流すべきではない。
強度が高く誤魔化しが通用しないインテルだからではなく、普段のリーグ戦でも同じ内容である。特に5バック相手の攻略法がないためこれは繰り返されるもの。
 
・ピルロ
姿勢がダメだったというニュアンスの発言があるが、それがあったとしてもそもそも構築が出来てない時点で監督であるピルロの責任。
今の私のピルロへの感想はこの路線を継続するなら長くないという考え。
特別高いわけでもない面子の質で殴れる程度では今後も落としていくだろうと。
 
・FW
前線の2枚の沈黙は意外でも何でもなく、そもそもボールが入らない、届けられない。
特に使い方を間違えてるロナウドの運用法。前提からして違うと思うが、仮に彼が外に出て彼の代わりに中に入る人材が居ないし入った所でスクランブルを除いて見込みがない。マッケニーが1番可能性を示しているがそれがメインウェポン化するのはおかしい。サブウェポンで変化をつけるならまだ分かる。
ロナウドが2失点目の時の薄ら笑いが抜かれていたが今のチームの現状を表してると思う。
キエーザはサポートが薄い状態でやらないといけない場面が多く、彼自身の選択のイマイチな部分はあれど厳しい環境である。
 
・MF
配球とプレス耐性を兼ね備えるアルトゥールを最後まで使わない采配に疑問を感じると共にその他の面々の技術不足が目立つ内容。
開幕はアンカーが居ないと言うが今の2セントラルとマッケニー、ラムジー辺りをサイド配置(実質トップ下)で濁す構成こそ合ってないのではないかと。
 
・DF
フラボッタの出来は厳しく、もう少し勇気を持って欲しいがこれが実力であるとも思う。
このチームを見てきて3年目になるけどカンセロを超えるSBは出てないしずっと穴である。移籍によるやりくりで濁して良いポジションではない。
CBは早急な世代交代、これだけ求めたい。
それ以上は夏に考えれば良い事。
 
 
相手の2トップに対して3バックで有利を作れないバックライン、セントラル2枚が縦構成でパスコースを作れるわけでもなければ供給も出来ない。
ラムジーはやりたいように中央に入り、フラボッタは孤立、キエーザは常に外に張り続けて監視され、ロナウドはボールを引き出しに降り、モラタはボールが来ず試合から消えると。
これは一体何なのだと。
FWは点を取ることが目的という視点で見れば今のピルロのチーム作りははっきり言って好みではない。
点を取る事が全てではないが勝つための逆算が出来てないように感じるのでこのままなら機能不全で終わると思う。改善してくれる事を願う。