ジダンマドリーに思う事

先日の試合で残るタイトルはリーガとCLに絞られた。

リーガはもうアトレティコ次第の部分が強く、辛抱強く勝ち続けないといけないが自分達でどうにか出来る範囲のギリギリの状態である。
勿論アトレティコ側が未消化試合をまるっと落とすと道が開けるが今考える事ではない。
 
3部相手への衝撃は初めてではないからショックの度合いはそこまでではない。
それよりもあの試合から控えをより使わなくなるだろう事が予想されるため、良くも悪くもベテラン層に託された形。
年明けからもローテーションとは何か考えさせられる固定ぶりで実質15人くらいしか信用しておらず、控えのモチベーションという部分で壊滅的な状況である。
これは1次政権の時もあった事であり、構造も似たものになっている。
 
控えがスタメンに食い込むレベルのものを見せているかと言われればそれはないと断言出来る。
トップクラスのベテラン層のプレーが落ちない限りは難しいだろうとも思う。
しかし同じ面子で戦い抜けるほどシーズンは甘くない。
ベストメンバーと同じやり方で上手く行かないならやり方を変えるのも手であると思う。
特にCFについてはベンゼマである事のメリットは破格であるがデメリットもあると最近は思う事が増えた。
ヨビッチもマリアーノもベンゼマのようにプレーは出来ないが彼らのプレースタイルをチームに組み込めてないのは間違いなくベンゼマがベースであるからで、それを変えない限りは誰が来ても今の1トップベースでは厳しいと。
1トップよりマシになるとはいえ2トップであってもそれは同じ。
 
ジダンが望んだ面々ではないのかもしれないが、望んでいたとされるアザールが不運にもあの状態である事からそれを言う立場ではないとも思う。
補強路線も若手へ傾倒してると言っても最近の市場で主力を引き抜くのは容易ではないし、今のベテラン層と競わせる選択肢が果たしてどれだけあるのかという部分で決断出来る要素は少ないように思う。
 
控えをまるっと使えではなく、上手く融合させる事が望まれてる事であり、大事な試合で固定してしまってもそれ以外の試合で上手く使えていれば不満を抑える事は出来ると思う。
それが難しい事だと分かっていても、選手が自らここで展望はないと諦めて出て行ってしまうのは見ていて辛いものがある。
 
 
私は今の段階でジダンを解任も辞任もする事はないだろうと思っている。
主力から信頼されていて共に栄光を掴んだ監督をどうにかするのは関係に亀裂が入るから。
しかし繰り返される状況はどこも望んでないとだろうとは思う。
 
まだシーズンは折り返しの立ち位置でどちらにも転ぶ可能性がある中で良い方に運べる事を願っている。
先ずは結果。とにかく勝て。Hala Madrid